その気持ちを知ると、買わずにはいられなくなる。
前記事でお伝えした、富士フイルムによる新製品体験イベント。X-T2のタッチ&トライの他に、開発者によるトークショー・プロカメラマンによるトークショーが開催されます。
天神で開催されている富士フイルム新製品体験イベントに行ってきました!
本記事ではスライドとともに開発者たちのトークショーをレポートします。
明日イベントに参加する予定の人は、そっとページを閉じられることをおすすめします。
X-T1から、X-T2へ
2014年2月15日に発売されたX-T1は、世界でさまざまな賞を受賞。しかしユーザーから上がった不満点も少なくありません。
X-T2、満を持して登場。撮影領域を拡大した、X-T1からの正統進化。
好評を博していたX-T1の基本デザインは踏襲しつつ、大型化するレンズに対してホールド力をアップさせるように、試作を繰り返したグリップ。
大型化したボディには、メディアを2枚挿せるように。
「変わらないところ、進化させるところ」の意識が随所に現れています。
これだけの項目に対して、富士フイルムは取り組みました。
X-Pro2で評判のフォーカスレバーを搭載するなど、着実な進化を遂げています。
X-T2とX-Pro2、どちらが優れているかではありません。
それぞれが役割、特徴をもつダブルフラッグシップなのです。
世界初の3方向チルト式背面液晶
縦持ちの撮影がはかどる第3のチルト。デザイナーのイメージを試作におこします。初期段階では、X-T10のバックカバーにさらにチルト液晶を載せるところから始まったそうです。
その後試行錯誤を経て今の形に。
横持ち時に間違ってこのチルトが起きないようにロック部品を設計。
左の大きな部品から、最終的には右のような小さな部品になりました。
金属パーツを加工する設計泣かせのMetal Injection Molding、MIM。
高価な分、耐久性を担保しているとのことでした。
動体へのフォーカスを大幅に改善
次に、オートフォーカス担当から。X-T1で不満の多かったというAF-C、つまり動くものへのオートフォーカス。
これを改善するにはまず基本AFの性能を向上させることから始まったといいます。
連写時、X-T1では撮影と撮影の間にAFサーチを一度しか行えませんでしたが、X-T2では最大6回のサーチが可能。
合わせてブラックアウト時間も大幅に短縮されました。
AF-Cのカスタム設定として、まずは被写体が突然来るのか、比較的とどまるのか。
速度は等速なのか、加減速があるのか。
X-T1では被写体が等速で動くことを前提としたアルゴリズムだったため、そうではない被写体に対するAFが遅かったようです。
AFエリアは中央をメインにするのか、オートとするか、手前に設定して奥からくるものに強くするか。
これらを組み合わせたプリセットから、シーンに最適な設定を選択できます。
慣れてきたら、自分で設定を組むこともできます。
プリセットは全部で5つ。標準的なもの、レースに強いものなど、様々なシチュエーションに対応できそうです。
また、EVFの性能も格段に向上しています。
自転車がジャンプしているのがまるで分かりません(途中で比較しているのが元映像)。
EVFにプレビューされている時間より処理している時間の方が圧倒的に長いです。
なるほど!って感じですね。
X-T2がいかに改善されているか、一目瞭然ですね。
Xシリーズ史上最高の画質
続いては画質のお話。センサーとエンジンには、X-Pro2と同じものを採用。
高感度・低感度・色再現がX-T1に比べて進化しました。
また、X-Pro2から新しく搭載されているフィルムシミュレーション、ACROSももちろん搭載。
ちなみに、いくら待ってもX-T1などにはACROSは搭載されないとのこと。
仕方ないですね。新しいの買いましょう。
4K動画が撮影できる上、動画にもフィルムシミュレーションを適用できるように。
そう、4K動画が撮影できるのです。
無圧縮HDMI出力にも対応。
マイク端子も備えています。映画撮れそうですね。
ヘッドホン端子はブースターグリップに搭載されています。
さらに広がるフジノンレンズワールド!
発売中の35mm F2に加え、23mm F2、50mm F2の発売が控えています。F2トリオです。これらは防水・防塵仕様なので、X-T2やX-Pro2と相性がよさそう。
さらに、80㎜のマクロレンズもいずれ発売されます。
プロカメラマンによるトークショーは、写真では伝えきれません
Xシリーズを使いこなすプロカメラマン、相原 正明氏によるトークショーも行われました。思わずため息が出る、うっとりする写真とともに氏が語るX-T2の魅力。
ぜひ直接目にしていただければと思います。
ブーストモードはバッテリーグリップ装着時限定ではない!
AF速度や、EVFのフレームレートが上がるブーストモードですが、 バッテリーグリップを装着せずとも発動可能です。開発担当の方に聞くまで勘違いしていました。
連写のコマ数のみ、バッテリーグリップ装着が必須です。
見づらい写真で申し訳ありませんが(表示時間がすごい短かったもので)、方向キー下ボタンを押すことで簡単に切り替え可能。
今この時だけ、チカラが欲しい―――ッ!!程度であれば、単体での発動で十分かと思われます。
バッテリーグリップも結構いいお値段しますし。
まとめ
最高に楽しい1日でした。X-T2はいいぞ。
興味を持っている近隣の方はぜひ足を運んでみてください。
また、福岡以外でも今後広島・仙台でも開催される予定です。
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