ミニマリズムは伊達じゃない!これはいいものの予感
富士フイルムは、9月7日にXシリーズの最新型ミラーレスカメラ、X-E3を発表しました。
究極の高画質と快適な操作性を、「Xシリーズ」最小・最軽量ボディで発揮!ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E3」新発売 : ニュースリリース | 富士フイルム
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1215.html
前世代機X-E2との違いは?
富士フイルムX-E3は、X-E2からどう進化したのか?富士フイルムユーザーとして仲良くして頂いているShunsukeさん(@shunsuke333)のブログ、COLA BLOG様でX-E2と詳しく比較されています。
http://www.cola507.com/whats-new-in-fujifilm-x-e3/
変更点・強化点など分かりやすくまとめてあるので必見です。
新製品が出たら触ってみたいですよね?触りに行きたいですよね?
いけるんですよね~~~~~~~(ドヤ顔スパークリング)
ということで、富士フイルム福岡サービスステーションにお邪魔しました。
触ってみました
上部は比較的シンプル。電源部(左右回転方向にずらしてON/OFF切り替える)の出っ張りが他のXシリーズ機と比べて少し弱いです。慣れるまでは、意識しないとスムーズに切り替えできないかもしれません。X-T20に搭載されている「一発オートモード!」レバーがX-E3にも採用されました。
ハイスペックカメラでオート撮影とか、旅先で人に撮ってもらうときでもそれなりに満足できる写真が撮れるのではないでしょうか。
お子さんに触らせるときにもこれをONにしておけば、「ふじふいるむのかめらってすげーーー!!!」と早い内から教え込むことが出来ます。英才教育にもバッチリですね。
背面です。X-Eシリーズは液晶部分が動きません。その分厚みや重量をカットできていますが、長所ととるか短所ととるかは使い方に依りますね。
ちなみに私個人は上下チルトを結構使うので、無いのはちょっと、「ないのかー…」ってなっちゃいます。
右端の親指をホールドさせる部分はしっかりと高さが盛ってあり、かなり安定感がありました。
ただ、この部分の継ぎ目に力が入るようで、ちょっときしむ(たわむ?)感じもしました。そう簡単にダメになるようなものではないのでしょうけど…
背面その2、ちょい右からです。操作系はほぼ右側に揃っています。
やはり十字キーがないので液晶の右側がかなりスッキリしています。
ちょっと寄ってみました。十字キーの代わりにフォーカスレバーでメニューを操作するのはX-T2などでも可能ですが、だからといって十字キーを取り払うのは本当に思い切ったなという印象です。
Qボタンメニューでは、フォーカスレバーで項目を選択して直上のダイヤルで値をいじるという親指の移動量が減ったのがとてもいいですね(この辺は実機を使ったことが有る方にしか分からない話ですね…)。
従来機では十字キーをファンクションボタンとして、4つコマンドを当てることができます。
X-E3ではこれを液晶スワイプに置き換えるという、これまた思い切ったことをやってのけています。
こちら試してみましたが、軽く触った感じでは不満はありません。親指を液晶上で上下左右にスワイプして、例えばISO感度の設定メニュー表示させ、そのままフォーカスレバーで値を調節する動作はなかなかスムーズでした。
これが、X-T2のような「ブースト!イグニッション!!!」みたいなファンクションだとスワイプで行うよりボタンで行いたいところですが、X-E3にはブーストモードは搭載されていませんので、だからこそ成り立ったのかなとも思います。
なお、物理Fnボタンも2つほど搭載残されています。
X-E2のモック(実物大)を借りて、比べてみました。
サイズの違いは一目瞭然です。めっちゃコンパクトになってますね。
X-E3所感
センサやプロセッサはX-Pro2/X-T2/X-T20と同様。
つまり画質の期待値はハイエンドフラッグシップと同様です。
パフォーマンスや連写能力はX-T20と同じです。AF-Cカスタムメニューについて、X-T2ではマイカスタム設定を追加することができましたが、X-E3ではX-T20同様プリセットの5種類のみ。
基本的にX-T20と同等の性能と考えてよさそうです。
・動体撮影時のAF性能も向上しており、追尾速度が従来の2倍(30回/秒)になったほか、被写体サイズが従来の半分でも追えるようになった。これらは現行のX全てに更新で適用されるわけではないので(まぁX-T20が仲間外れになったわけなのですが)、X-E3の強みと言えるでしょう。
・追尾中の被写体が一時的に遮られても再度現れた際に捕捉しやすくなったとしている。
・AF-Cトラッキングでは、これまで合焦精度の観点からコントラストAFを使っていたが、新たに画像認識を併用する位相差AF方式となり、AF速度と合焦率が上がっているという。
また、EVF使用中のタッチパネルによるフォーカスエリア変更については「これレバーでやったほうが早くね?」というのが正直なところです、X-T20にはアップデートで追加されるのは素直に強化案件ですね。
他にも、Bluetoothによる写真転送機能もひっそりと目玉なのではないでしょうか。
Bluetoothの転送速度で20MB程度のJPEG送るなんて悪夢な気がしてならないので、スマホに送るときはサムネレベル(SNSアップロードに耐える程度)に圧縮するんですかね…
先程X-E2とのサイズ比較写真をご覧いただきましたが、本当に小さくなっています。プレミアムなスペックがコンパクトにまとまっていて、かつ新しい要素も取り入れている。
…のは今更ながらにいいとして、サイズが小さいとそれだけ持ち運びやすくなります。また、重量もX-E2と比べて10g以上軽くなっています(337g)。
サービスステーションではXF23mm F2を装着してディスプレイしてありました。これ本当に上手いなと。軽いボディに軽いレンズつけて軽さをアピールしてくるのすごい。レンズキットのレンズはいつものXF18-55ですけどね。
この軽さと小ささを活かすには、XF23mm F2やXF18mm F2など小型レンズとの組み合わせがよさそうです。かわいい×かわいい=かわいい!!!!!!!
で、これ、どう勧めよう
X-E3ボディは\112,468、レンズキットは\150,801となっています(2017/09/09現在、Amazonの価格)。
対してX-T20はボディ\92,640、レンズキット\119,584(同上)。
X-T20は発売後半年以上経っているので、多少の値下げ等はあるところでしょう。
とはいえカメラとしてのスペックは殆ど同じものでこの価格差、誤差だと捉えるかそれなりの差と捉えるかは方々の事情にもよりますが…人によっては大きいですよね。
今後のアップデートはX-E3の方がちゃんと提供されそうな気はしますけど!
画質とかそういうことではなく、「X-E3がX-E3だからいいんだ」と言える方が持つべきだと思いました。
初心者には勧めにくいとは思いますが、かっちりニーズが合う層は絶対いるはず。掘り起こせ
まとめ
X-T20結構冷遇されてて泣いてます。
あと今回試験的に写真大きめでやってみたので感想頂けたらうれしいです。
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